個人のブログ用に試聴機借りるの?
以前ポータブルオーディオのイベントで輸入業者の人に多分個人のブログにレビューを上げるために試聴機を借りる交渉をしていた人がいた。言葉は悪いが乞食か?と思った。しかも多くの来訪者が詰めかけるイベントでそれをやるのはおかしいだろうと思った。
そんなブログとかレビューに何の価値があるんだろう。一体何人が見に行くところか知らないがそんな負い目があるようなレビューでまともな評価なんかできるわけないだろう。メーカーなり輸入業者が「どうぞレビューして下さい」と試聴機を持って行くなら別だろうが。
そんな権威のある批評家がいるだろうか。結構昔のThe Absolute Soundのレビューのように借り物でも3週間以上、暮らすように評価するなら、そしてその評価に対して同格以上の批評家が別の角度から意見するならある程度の妥当性も確保できるだろう。1週間程度借りて自分の手持ちのものを使って分かる事など知れたものだろう。
少なくとも3か月から6か月くらい身銭を切って購入した人の言葉でないと信じるには値しないと思う。舞い上がった頭が冷静になってある程度経時変化が出て来るのは本当は6か月必要だと思う。
ウェブマガジンに試聴機が回って簡単なレビューが載るのは分かる。規格と何ができて何ができないかについて不完全でも速い情報を載せるのは意味があるだろう。時々「自腹で購入しました」とか書いているのは何の意味もない。普通の人間はそうやって買っているんだし何か新しい事が分かるはずもない。そう書くのは数ヶ月使い込んでからだろう。
すぐ手に入れたい人間はある程度情報を仕入れたら自分で聴きに行って買うかどうか判断すればいい。
本気でポータブルオーディオの機器をレビューする気なら少なくともポータブルから入っただけでは不十分だと思う。基礎となるアナログオーディオの知識とデジタル関連の知識の両方が無いと正しい判断ができないと思う。
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