iBasso DX160にOTGで使えるSSD
iBasso DX160にいくつかのポータブルケースに入れたSSDを接続して試してみました。これはそのメモとして残しておきます。
※DX160に使えたSSD
①Western Ditgital Blue 500GByte(SATA SSD)
これはかつてCayin N8で最初に試したSSDです。これが動いてくれたために他のも色々試してみようという気になりました。速さはそこそこです(それでもmicroSDよりはるかに速い)が消費電力が少なく、これはDX160に付けても5時間超聴けます。容量も500GByteは私にとっては十分です。OTGSSDの音質的なメリットもあると思います。
最近同じBlueでNVMeも出ているようですが、私が購入して使っているのはSATA接続の方です。
②Intel optane memory (NVMeSSD扱い)
正確にはNVMeSSDではありません。NVMeSSDとしても動作しますが、本来はIntelの一部のチップセットとペアでSSDやHDDの特殊なキャッシュメモリとしてPCを高速動作させるためのものです。これを使った理由はとにかく「読み取り速度がSSD中最速」な点と「レイテンシが低い」からです。実際にはその速さは外付けケースに入った変換チップによって制限されるわけですが、それでも音の上でのメリットがあるので使いました。
上が第一世代で下が第二世代、容量は同じ32GByteしかありません。消費電力が大きい第一世代はDX160に付けると連続で4時間程度しか聴けません。第二世代はそれより30分と少し長く聴けます。
この上に64GByteがあるのですが、消費電力が大きく第一世代の64Gbyteは動作しないだろうと考えました。 第二世代の64GByteは多分動作すると思ったのですが(第一世代の32GByteと同じくらいの消費電力)、値段も高いし聴ける時間も少ないので使っていません。
※番外 使えるが気に食わないSSD
少し前に最近多いゲーム向け外付けSSDを試してみました。
メーカーはバッファローで250GByte 安かったです。ベンチマークの速度はそこそこ。ですが音が気に食わない。SSDのメリットが出た音とは言いたくない。microSD以上SSD未満な感じです。中身の分からないポータブルSSDには気を付けましょう。
次に
※DX160に使えなかったSSD を紹介します。
①Samsung 970 Evo Plus 500GByte (NVMeSSD)
このSSDはCayin N8では動作していました。しかし消費電力がスペック上はWestern Digital Blueの倍以上という事もあってかDX160では動作しませんでした。私が買った当時NVMeSSDの中でも高速であり、違う点もあるかと思って購入したのですが、optane memoryほどの音の違いはありませんでした。
②ADATA XPGSX8200 Pro 512GByte (NVMeSSD)
これはTom's Hardwareで評を見て消費電力が少ないがかなり速度があるSSDでというところに目を付けて買いました。残念ながらDX160では動作しませんでした。原因は今の所不明です。
最後にちょっと外付けSSDケースについて書いておきます。割とSATA接続用のM2SSDケースは安かろう悪かろうというものが多いです。今回amazonから買ったELUTENGというメーカーもある意味欠陥品でした。固定ねじが削れて?緩んでくるのですが、結局付属の交換用のネジも大して長く持ちません。他のネジに変えて使っています。
一方NVMeSSDの外付けケースはSATAより高速な事もあるのか、少し高めですが品質の悪くないものが多いです。
最初970EvoPlus用に買った のはORICOというメーカーの右のシースルーのケースですが、ケースの固定にネジが必要ない作りです。手荒に扱うとプラスチック部分を欠けさせてしまうでしょうが、丁寧に扱えばネジの苦労が無くて済みます。欠点は黒い部分が放熱板ですがちょっと面積が小さいです。
今回同じメーカーの左のケースを買いましたがこれは全部金属製で放熱は良さそうです。小さなネジを一つ使わなくてはならないのが気がかりですが、簡単に外れる気配はないので大丈夫かも知れません。SSDからケースへの熱伝導用にシリコンゴムも入っています。
この2つのケースの良かった点はきちんとSSDのスピードが出る点と付属の2本のケーブルが使い物になる点です。これが安いケースだとベンチマークで十分スピードが出なかったり、音質にもいい影響はありません。