IBasso DX160をクリーニングしてみた

大失敗しました。microSD挿入口のDAP側の接点を清掃しようと思ってパーツクリーナーを挿入口に吹きかました。音が出なくなったりはしませんがスクリーンの裏?の一部にアルコールが残存したらしくてひどい模様が画面に出ました。何かアルバムアートが浮き出て見えて面白い感じもしましたが、このままだと困る状態です。

約2日ほど放置したら消えてくれました。今後はせいぜい綿棒に無水アルコールを付けて拭く程度にします。

この件ではメーカーはmicroSDスロットのメンテナンスを全く考えてないと思いました。空気に触れている接点は据え置きオーディオの経験だと3~6か月くらいでメンテナンスが必要になります。DAPが例外というのはないだろうに。

今回3.5mmと4.4mmのイヤホンジャックを綿棒と無水アルコールで拭いてみました。我ながら怠慢だったが買ってからさほど掃除してなかったので6か月くらいは使っただろうか? 清掃してみて結構違いが大きいのに驚きました。細かい音がよく聴こえて音場も見通しがよくなる。

iBasso DX160を使っていて半年くらいイヤホンジャックの掃除をしていないという人がいたら細い綿棒と無水アルコールで拭いてみる事をお勧めします。細い綿棒はドラッグストアには無いがアマゾンから簡単に買えます。低コストで音が改善するのは大歓迎です。


 アナログ部分については据え置きオーディオと何ら変わらないのだからその原則を忘れたらいかんと思いました。そういうノウハウはポータブルオーディオの店はあまり教えないし、外見を磨くキットは出してもあまり音のメンテナンスには熱心でないからね。

アルコールでの清掃以外に世間には「接点復活剤」と呼ばれているものがあります。スプレーに入って割と安価に売られているものです。どちらかというと電子工作やPC用として出ているもので、使ってみたところでは確かに接点の導通が復活するが、そんなに効果が長持ちしないものが多かったと思います。

オーディオ用の接点復活剤は色んなものが市場を流れて行った。深海鮫の油「スクワラン」もあれば、色んなものがありました。今市場に長期残っているものはCAIGのDeoxitだと思います。赤い普通用途と黄色い金メッキ接点用があります。


一時期手に入りにくくなっていたが、アマゾンで入手できます。他にアマゾンを見るとスプレー式のものもありますがそちらはオーディオ用というよりは車や電子工作用かと思います。1本オヤイデから買ってはきたのですが、今の所出番がない。

ポータブル用にDeoxitが付属していた例で覚えているのはUltimate Earsの900s を買った時、箱の中に小さなDeoxitのチューブが入っていました。これで接点関係をメンテしなさいという事だと思いました。あのメーカーは純粋にコンシューマー向けとも言えないし、ミュージシャンで使っておられる方もいましたが、ちょっと考え方がプロ寄りだったのかも知れません。

以前書いたように割と最近アンダンテラルゴのTMDをデジタル接点やmicroSDの接点に使いました。効果はあると思いますが、一つ難点なのはポリマーを塗った後に拭き取る必要がある事です。例えばイヤホンプラグ等には使いやすいが。逆にジャック等外に接点が出てこないものには使いにくいです。今のところはアナログ接点には主にDeoxitを使っています。

どうもアンダンテラルゴのアクセサリには私の偏見かも知れないが胡散臭いところがあり、ちょっとまだ信頼しきれていないところがあります。 

アナログプレーヤーに使うLASTくらいの信頼度には達していません。


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