松尾伴大さんのシステムは謎

 Justearの松尾伴大氏 一度だけ音展でお会いしたことがあります。とても物柔らかで気の付く人だと思いました。そして面白い人だとも。

先日twitterで松尾さんが上げていた画像で気になるものがあったのでtwitterで書いたら御本人から確かにBang &OlufsenのBeocord9000だというお返事をいただきました。


この写真の右側の機械です。高級カセットデッキは今では製造されていませんが、その長い歴史の中で異彩を放っていた機種です。非常に高額でしたが、それだけではなくB&Oのカセットデッキは内部の機構も独自のものがあって興味を引きました。あまり凄い凄いという自己主張はありませんが、実際に聴いてみるとこの9000以外でもいいものがありました。9000はちょっと別格でした。私の友人も大分前に手に入れていましたが、故障の起きる箇所が多く泣かされていました。それを現用とはちょっと信じられませんでした。人から譲り受けたものだという事です。

その後スピーカーをメンテナンスしたという事でしたが、画像を見るとJBLの4343でした。

それももらいものだという事でした。オーディオでスピーカーというのは一番好みが現れる所なので、人からもらったものをそのまま使うというのはちょっと考えにくいです。

しかも4343。

私はJBLのスピーカーは嫌いでした。今でも好きではないと思います。90年代頃のイメージで言うと、JBLは鳴りっぷりはいいが音像はでかいし何がいいの?といった感じでした。その中で唯一例外的に認めていたのは4343でした。このスピーカーだけはJBLの中でも精緻な音を聴かせることがありました。マークレビンソンのJC-2やLNP-2等とSAEの2600、GASのAmpzillaなどと組み合わせて聴いた時です。38㎝のウーハーが付いたJBLですから鳴らせばドカンとでかい音が出るでしょうが、普通の音量であまり他のJBLのスピーカーからは聞こえてこない精緻なイメージの音場を聴く事ができました。

JBLの他のスピーカーでそんな印象の音を聴いたことはありません。うまく鳴らせば4350もそういった音を鳴らすのかもしれませんが。家具のようなパラゴンも2か所で聞いた事はありますが、特にいいとは思いませんでした。

今はJBLもほぼ名ばかりでサムスンの傘下ですから全く興味はありません。

そう思うと松尾さんのシステムの他の部分はどうなっているんだろう?謎は深まるばかりです。


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