ポータブルと据え置きオーディオ
人間はこれが最高と思うようなものを手に入れても聞いてい行くうちに飽きる。例えばDAPを例にとるとそれが40万、60万する高級DAPだろうと半年~1年。長くて1年半くらいで飽きる。もし何年も同じものを使っているとしてもそれは音質に飽きていないからではなく、他の要素でそうしているのだろう。
それを多少なりと長引かせるものはファームウェアのアップデートによる機能追加、音質向上やDAPの一部、アンプやDACの交換による音質変化だ。一部の機種に限られるがバッテリーをファクトリーや自分で交換しても音質に変化があると思う。
今一つポータブルオーディオを趣味と言いにくい理由の一つは同じ機種を長く使い続けにくいところだと思う。据え置きは10年くらい使うこともざらにあるが、それは違う理由によるものだ。
ポータブルオーディオは最低DAPとイヤホンまたはヘッドフォンで完結してしまう。ワイヤレスならば本当にその2つで、ワイヤードならばケーブルが一応加わる。あとはイヤピースを交換するくらいか。変える部分が少ないので飽きやすい。
では据え置きオーディオはどうかというとレコードプレーヤー単体でもカートリッジは普通別売りになっている。アーム、ターンテーブル、アンプへ行くケーブルも単体のコンポーネントだ。ソースコンポーネントは他にディスクプレーヤー、ミュージックサーバー等があり、そこから→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカーとつながる。変えられる部分が多い分多少なりとも飽きにくい。また全部を一気に変える必要がない。部分を変えるだけで十分音が変化して楽しめる。
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