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6月, 2020の投稿を表示しています

オーディオ用ポータブル周辺機器

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3年近く前にAstell&KernのSP1000を買った時にいくつか困った事がありました。SP1000はUSB-C端子を採用した最初のDAPでしたが、当時多くのポータブル機器はmicroB端子で電力の供給や信号の受け渡しをやってました。そこでSP1000にChordのDAC HUGO2やSTAXのSRM-D10を接続しようとすると直接つなげられるケーブル=USB-C→microBのOTGケーブルがないのです。ヨドバシカメラAKIBAの店員さんに聞くと「オーディオ用の」その仕様のケーブルはないと言われました。後にaiutoでその仕様のケーブルが発売されてようやく直でUAB-Cの機器とmicroB端子の機器が接続できるようになったのですが、当時「オーディオ用」って何だろうと思いました。 例えばF型接栓のデジタルケーブルは厳密に600Ωで伝送されているかが管理されているケーブルもそうでもないケーブルもあるようで、中には1メートルで数万円~数十万円するようなすごい高価なものもあります。そういったものを使わなくては良い音で聴けないのか。 結果的にはポータブルで使うUSBのケーブルにはそこまでの質?は必要ないのではないかと思いました。アナログケーブルはちょっと話が違って独自構造の大変高価なケーブルがある世界ですが、それとは別だと思います。DAPとDACを接続するケーブルに今のところ数万円単位のものを使う気はありません。 Head-Fi のChord関連スレッドでRob Watts氏が常々言っている事ですが、やたらケーブル等に高価な「オーディオ用」を使うのは良くない、ノイズを除去すると言った名目のUSB関連アクセサリーも使わない。その方向が正しいと思います。パナソニックは試しましたが効果はありませんでした。iFIaudioの色んなケーブルやらノイズ除去のアクセサリは使いません。 面倒なのはそういった余分なアクセサリを通して入ってくるRFノイズが耳にノイズとして聴きとれるわけではなく、場合によっては音場の深さが増したりするプラスと見られる効果になる事もあるという点です。これはロブ・ワッツ氏の書き込みの受け売りですが、本来の音かそれともRFノイズを食らった歪んだ音かの判断は私のような素人には無理だと思います。だから少し小銭を使って音質向上をうたうようなアクセサリは使わない事に...

メリディアンについて

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アレン・ブースロイドが6月8日に亡くなった。 https://hifipig.com/allen-boothroyd-co-founder-of-meridian-audio-dies/ これだけではなく複数のメディアが報じていて、Wikipedia の中の情報も ~2020と改定されているから間違いなかろうと思う。 記事を見る限りでは大往生だと思う。うらやましいものである。 メリディアンの創業者は2人。もと会社名?がBoothroyd & Stuart といったようにアレン・ブースロイドとボブ・スチュアートだ。ボブ。スチュアートはもうずいぶん前からメリディアンの経営から手を引き、今は「MQAの」ボブ・スチュアートだ。アレン・ブースロイドは割と最近まで経営陣に名が残っていたと思う。 メリディアンの製品で最初に目にしたのはMCAというプリメインアンプだった。羊羹のような形のユニットを追加する事によって機能を追加できる面白いアンプだった。画像はネットからの拾い物だ。その後MCDという名前のCDプレーヤーがヒットになったと思う。 外見のデザインは主にアレン・ブースロイドが担当していたんだろうと思うが、落ち着いた面白いデザインだった。 今のメリディアンはデザイン的には全く違うものになっている。 ボブ・スチュアートは経営からは全く手を引いているし、アレン・ブースロイドは亡くなったので創業者はもうこの会社に残っていない。気になるのはMQA対応のDAC等を作り続けるかという点だがどうだろう?UltraDACあたりはハイエンド市場でも成功している製品だと思うので続けられると思うんだが。 本音を言うとボブ・スチュアートにはメリディアンではないMQA対応のDAC等を作る会社を作ってくれないかと思う。レンダラーではなくてフルデコーダーを作ってくれる会社を。 アレン・ブースロイドのご冥福を祈る。

イヤホンの手入れ用品 イヤホン乾燥機

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イヤホンの手入れに関して参考にしていたJHAudioのアクセサリー販売品目にある時イヤホン乾燥機が加わりました。以前からメンテナンスキットを販売して解説ビデオをyoutubeにアップしたりして力を入れていたメーカーですから、無意味なものでは無かろうと思いました。たまたまあtwitterで話した人がそれとは別の機種ですがイヤホン乾燥機を使っていた事もあってJHAudioのサイトで扱っているのと同じ機種をアマゾン経由で注文しました。RENEWと言うメーカーのSERENEという機種です。 買った時の値段で1万2千円弱。イヤホン乾燥機にはもっと高いものも安いものもあります。この機種のいいところは乾燥機能の他に紫外線灯の殺菌機能もあるのですが、乾燥のみ、紫外線灯で殺菌をボタン操作で切り替えられます。このイヤホンは樹脂だから紫外線はちょっと とかいう時にも気にせず使えます。また内側のイヤホンを載せるトレーが取り外し式でもし汚れても取り出して洗う事が出来ます。 乾燥機といっても高温にはならず45℃+-5℃の温度で数時間かけて(2時間、4時間、8時間で季節によって切り替えます)乾燥させます。 今までにJHaudioのIEM、beyerdynamic のダイナミック型、AUDEZEの平面型、STAXの静電型を処理してみましたが、どれも効果があるように思います。特に大口径のダイアフラムを持つ平面型などは効果が顕著だと思います。 特に梅雨の時期などはイヤホンにつく湿気がかなり音に影響を与えるようで、AUDEZEのLCDi4などはこの乾燥機が必須です。きちんと乾燥すると音の出が軽く広い空間で鳴っているように聞こえるのですが、湿気のある場所に放置するととたんにベタッとした音になり、音質的にもよくありません。 先に上げたイヤホンクリーナーとこのイヤホン乾燥機がメンテナンス用品で買ってよかったトップの機械です。

イヤホンの手入れ用品 イヤホンクリーナー

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大分湿気の多い季節になってきました。ここ2年くらいの間でいくつかイヤホンの手入れの為のものを買いました。今もとても役立っています。 イヤホンにはメンテナンスが必要だろうと考えて捜しはじめ、参考にしたのはJHAudioがYoutubeに上げているビデオとそのウェブサイトです。 https://www.youtube.com/watch?v=K65QSYo99Ds JHAudioは自社のウェブサイトでイヤホンのメンテナンスのためのキットも販売していますが、その中でJodi VACという名前のイヤホンクリーナーが欲しいと思いました。しかしJodiVACはたまにamazonで見かける事はありましたがきちんと輸入されていないらしく、イヤホンや補聴器用のクリーナーを検索してEagle VACという製品に目を付けました。フジヤエービックでも扱っているようですが、餅は餅屋という事で本来それを扱っている会社のサイト http://www.easy-buy.co.jp/ebcart/catalogue/index/ha09  で買う事にしました。 EVC-120という機種です。 ①Eagle VAC EVC-120 吸い込み口は太さ別に3個付属しています。吸引力も3段階になっていて最大吸引力でやると結構騒音が大きいです。特徴はフィルターがJodi VACのような交換式フィルターではなくて透明プラスチックの容器に水道水を入れてフィルターとして使う点です。従ってJodi VACのような専用交換フィルターを買う必要はなく、毎回水を入れて使い終わったら水を捨てるだけです。 いくつかのイヤホンで効果を試してみましたが、一番効果が顕著なのはJHAudioに使われているようなBA型のドライバーです。吸い込み口をドライバーの音導口に入れて吸っているという実感があります。音の上でも効果はダイナミック型、平面型、静電型の別なく感じられますが、そんなに汚れていない状態では劇的と言うほどの変化はありません。精神的にはクリーニングするととてもすっきりします。 自分で使用したイヤホンはほとんど付属の3種の吸い込み口で対応できましたが、JHAudioのLola Universal だけは一番細い音導口に入らなくて、別売りのパープルの細い口を買いました。

アンダンテラルゴのTMDでmicroSDを処理してみました

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以前からDAPに入れるmicroSDの音質があまり気に入らず、もっぱらM2規格の外付けSSDを音楽ファイルの入れ物に使っていたのですが、microSDでも何とかならないかと思って手を出したのがアンダンテラルゴのTMDでした。 microSDの音の何が気に入らないかというと音の広がりです。このメディアは接続速度にムラがあると思っています。ひどいときは音がペタッとして狭苦しい感じを与えます。 外出時にDAPで音楽を聴くには内臓メモリかmicroSDですが、できればOTGでSSDを使った音に近づけたいと思いました。 そこで接点部分にはアンダンテラルゴのTMDを塗布してみました。小細工ですが接点部分の裏側にテフロンのテープを貼ってすこし厚みを増して これで接触が確実になればいいといった意図です。 処理をして手持ちのiBasso DX160とAK Jr.に入れてみると、確かに改善が感じられます。 TMDによるデジタル接点処理はこの他、USB接点等で試してみましたが非常に有効だと思います。 外出用はできるだけ内臓メモリ、どうしても必要ならTMD処理のmicroSDでやっていこうと思います。